それから、今
藤井委員のおっしゃった
議長の
判断基準ですけれ
ども、これも
災害ですから、それを一々
文言にしてやるというよりも、そのときの
議長の裁量に任すということも大事なことではないかなと我々は思っています。これはちょっと曖昧な発言かもしれませんけれ
ども、
議長ですから、当然
議長としては各
会派の
代表者に電話連絡したりとかはあると私は思っています。それが
議会の意思だと思いますので、あえて
議長が必要と認める間とさせてもらいました。
五十嵐委員からの
災害対策基本法の関係についてですが、我々としては
先ほど申し上げたとおり、大
災害をイメージしていますので、
基本法にのっとる、のっとらないじゃなくて、
長岡市で
災害対策本部もできている状況をイメージしてやっていますので、
基本法がどう等々は私
どもの
議論としては出ませんでした。
○
加藤尚登 委員長 それについて、今
追加の御
説明がありました。ここは、
市民クラブの提案の中でも結構
ポイントかなと思うのですが、
藤井委員、今の
追加説明についていかがでしょうか。
◆
藤井達徳 委員 行動指針を適用する発令といいますか、
議長が認める間というその
基準を巡っての今の
議論ですけど、
災害ですからという話でしたが、確認したいのは
行政のほうで
災害対策本部を設置するイコールということでよろしいのですか。例えば、市の災対
本部は設置されたけれ
ども、
議長の
判断によってこの
行動指針なるものが適用されないということもあり得るのかどうか、そこを確認させてください。
◆
丸山勝総 委員 あり得ます。
◆
藤井達徳 委員 したがって、前提となる
災害の規程がまさに大事になるとは思うのですけれ
ども、今あり得るという発言を聞きましたので、なおさら
議長の
判断基準というのが問われてくるんじゃないですかね。それを
正副議長に委ねるのか、あるいは各
会派代表者会議を開いて認めますか、認めませんかみたいなことをやるのかと。まさに
災害の初動時をイメージしたときに、これを適用するかどうかということを確認するために、そういうことをやる必要があるのかと言うと語弊があるかもしれませんけれ
ども、
行政が災対
本部を設置したと同時に適用されるというほうが分かりやすいんじゃないかなと私は思います。これは適用されるのだろうか、されないのだろうかと
議員がそこで迷うような取決めというのは、ちょっと逆に混乱を来すような気がいたします。
◆
丸山勝総 委員
説明にもありましたけれ
ども、我々は全て
災害対策本部ができた時点で
議会の
行動の制限をすること自体がそもそも間違っているんじゃないかなという前提でこういう
訂正案を出させてもらいましたので、逆に
藤井委員は、
公明党としては
災害対策本部ができたら全てこの
行動指針にのっとって同じ
行動を取って、
議会事務局を通じて
情報を共有することがいいと思うのか、悪いのか、そこの考え方の違いだと思うんです。それでいいのであれば、今申し上げた考えでありますけど、我々はやはり
災害は
災害でも大
規模災害で、これは
議会全体として同じ
行動を取っていこうと。
過去には、誰かが
災害対策本部の部長とか課長を大勢連れて避難所を歩いたなんて話もありましたけれ
ども、そんなことをやられるとほかの若い
議員がおまえは何もしていないじゃないかと言われたと。そういったことを守るためにも、やっぱり
理事者が断れる理由にもなるので、これからは
議長が
行動指針に従ってやろうと、そういった
ルールをつくろうという話もありました。ですから、繰り返しになりますが、我々は全て
災害対策本部ができたら
災害だとは考えておりません。その考えの違いだと思います。
○
加藤尚登 委員長 これについてはいかがでしょうか。もう少し
議論させてもらいましょうか。
◆
藤井達徳 委員 考え方のベースのところで、今の
丸山勝総委員の話を聞いていますと、何か
ルールをつくることが
行動を縛るみたいな、制限してはならないみたいな発言がありましたけど、この
行動指針をつくることは
議員の
行動を制限することじゃなくて、経験の差によってどう動いたらいいか分からないという
議員もいる中で、また今の
議会だけじゃなくて将来にわたってそういう
災害が発生したときに
議会はどう
行動するのかという、より円滑な動きをするために
最低限の
行動指針を決めておきましょうということの
議論だと私は思うんです。ですから、いまだにそういう発言が出てくること自体が私は非常に不可解で、円滑な
行動をするための
指針であるということをまず再度確認させていただきたいと思います。それから、
議論はなかなかかみ合わないところはありますけど、私は本来必要な
行動が取れるように、円滑に適用されるようにということを望むだけでありまして、タイミングによって、
議長によってこれは適用する、しないみたいなことでは、何か
議員に
行動の迷いが出るような気がいたします。大
規模災害ということは、
皆さんある程度
認識はできるんでしょうけど、これは適用する、しないというところの曖昧さがあり、それを
議長に委ねるというところがまだ私の中ではすとんと落ちないという思いであります。
○
加藤尚登 委員長 五十嵐委員、いかがですか。
◆
五十嵐良一 委員 先ほどの
災害対策基本法について、そんな論議もしなかったという話ですけれ
ども、その中で対策
本部ができているからいいんだということもおっしゃられたようです。ということからすると、
災害対策本部ができた時点が
災害の
基準になると私は思いますので、市の
災害対策本部ができたことにのっとって私
ども議会もやっていくということが必要だと思います。
先ほど藤井委員も言われていましたけれ
ども、制限することではないということだと思います。私は、これは制限するような
指針ではないと思っています。
災害が起きてなぜ
災害対策本部が立ち上がるかというと、住民からあるいは各
支所地域等々を含めて
情報が上がり、そしてその中で人的なのか、あるいは物理的な問題が出ているのかを
判断して対策
本部ができるはずだと思います。そういった意味では、初期の
情報収集はやはり
行政のほうが優先されるべきことであって、その後で
正副議長、あるいは各
会派代表者会議でそれを
災害にするかどうかというのは、時間的に大変遅れると思います。自分の中越地震の経験からいうならば、もうその瞬間です。瞬間で
災害が来ています。その瞬間に
対応するための瞬間力といいますか、力をどうしていくのか、それは本来
行政職員の研修ですとか、きちっとした考え方でやっていく中で
災害に強い
長岡市をつくると私は思っています。
ですから、
災害対策本部ができた時点で私たちにはこの
ルールが適用されるべきものであり、もちろん私
どもの
山古志地域で3メートルを超えた豪雪がありながら、寺泊地域では数センチしか降っていないという状況の違いが当然あるわけで、そこにおのずとその中での
議員としての
行動も当然出てくるのではないかなと思います。
○
加藤尚登 委員長 今の
五十嵐委員の結論は、3本柱の
指針で決めさせてもらいましたけれ
ども、
災害対策本部が立ち上がったら自動的に、発令時は
議長の
判断じゃなくて、
本部の立ち上げと同時にという御
意見ですね。
それでは、ほかに御
意見はございますか。
◆関充夫
委員 私
ども正副
委員長で案をつくったのですが、今出された
市民クラブ案のほうがスマートかなと正直思っていて、反省している部分もあります。
1つは、冒頭の
ルールという表記を
行動指針に変えたところもそうですし、あと私の中でやっぱり引っかかっていたのは3本の柱を決めてやっていこうという中で、誰がいつ決めるんだろうかと。
市民クラブ案では
議長ということで、
先ほど五十嵐委員や
藤井委員からは
災害対策本部という話も出ましたけど、やはり
議長がやると。
議長は、
議員全員の投票などで決まった
議会を代表する方で、今回の場合ですと
松井議長を選んでいるわけですし、じゃあその
議長が独断で発しているかといったら、それこそ
文言には出てこないかもしれませんが、副
議長なり
事務局なり、いろんな方と相談という言い方はおかしいですけど、やり取りもあるかと思いますので、
文言にする場合には、
議会を代表する立場ということで
議長でいくのが一番いいんじゃないかと。
したがって、
災害対策本部ができない場合もあるし、できる場合もあるし、それを含めた上で
議長のほうで
判断してもらうという形で、最初にどういう場合なんだということで
議会としては一応
議長にお任せするという考え方としてこの前文が入って、そこに
議長という
文言が入ることは非常にいいことだと思います。
◆
笠井則雄 委員 いろんな
意見があるわけで、
五十嵐委員からもありましたが、
中越大震災を見ますと本当に瞬時に
判断しなくてはならないというか、そういう体制が必要であれば入らなくてはいけないということも私たちは経験しているわけであります。
丸山勝総委員からは、
災害発生時の
災害の
定義についていろんなお考えを示されて、発言内容をメモしたものによると、例えば大
規模災害という言葉もあったと思いますので、
災害発生時のところを大規模
災害発生時にするとか、いろいろ論議がある内容についても少し分かりやすくしたほうがいいのではないかなと思います。
○
加藤尚登 委員長 「
議長が」というところはいかがですか。
◆
笠井則雄 委員 大丈夫です。
○
加藤尚登 委員長 では、
災害発生時のところは大規模
災害発生時のほうが適当ではないかという御
意見ですね。
◆
笠井則雄 委員 基本的にはそうです。ただ、いろんな論議がありますから。
○
加藤尚登 委員長 今1つの
意見を
笠井委員から披瀝いただきました。
ほかに御
意見はありますか。これまでの御
意見や
議論を伺って、
五十嵐委員は御感想はいかがでしょうか。
◆
五十嵐良一 委員 自分は中越地震のとき、まさにその現場にいたものですから、当時は水道局の中央管理室で一体どうすればいいのかと、電気が止まった状態で発電機を運転しない限りあそこの浄水場の浸水は防ぐことができなかったので、そこら辺は瞬断でしました。そういった次の
行動はどうするかということで全部
行動しました。あと、点検するために地下に行ったんですけど、そのときにまた震度6強の地震が来まして、あのときは本当に死ぬかと思いました。本当にそう思いました。
まず、現場を掌握をするために私たち職員は何をするかです。そして、そのところを確認したときに、次にまた応援隊が来るはずですので、その
対応をするためにどこまで
情報を収集しておくか。そして、一番大事なのは連絡手段で、当時電話があったのですけれ
ども実はこれが使えず、それを持ってきて、それだけは外に出て安全を確保しました。
やはりそういった現実の中にいますと、そんな対策
委員会をつくるとかいう時間が存在しないんです。そういったときに、最終的には本当に職員の頑張りがよかったんですけれ
ども、今の状況を把握するためにその後に集まった職員が、じゃあ道路状況はどうなっているか、あるいはこういった特殊施設がどうなっているか、今度はみんなで手分けして見に行くわけです。当然そこには時間的な誤差がありますから、住民からの御連絡もあるだろうし、いろんな方から御連絡があると思います。そして、その中で一番重要な地点はどこかをちゃんと1つのボードに書いて、こことここで、最初はどこを先にやっていくのが復旧において一番いいのかを考えながらやっていくわけであって、それをバックアップし、応援していくのが
議員、
議会ではないかと私は思っています。
それは、その後の復興の状況、あるいは前にも言いましたけど、その日に必要なもの、3日後に必要なもの、1週間後に必要なもの、さらにその先に必要なものがあるわけであって、そういったところを
議会、
議員が住民の
意見を聞いた中で
対応していくということが一番大事なのではないかと思います。
災害が起きたときは、残念ながら現場に託すしかないわけであって、あるいはそういった中では救急車ですとか消防にも相当連絡が行くと思うんですけれ
ども、そういった中で混乱を来さないように
行政がスムーズにできる、そのことが
市民の安心であり、私たち
議員の職責ではないかなという気がいたします。
○
加藤尚登 委員長 前文についての御
意見を伺いたいのですが、一般的に
災害が起きれば現場は大変だし、刻々と情勢は変わるし、職員は奔走されるだろうし、
議員だって
情報収集に回るわけですけれ
ども、今は前文についていろんな
議論が交わされました。
災害対策本部が立ち上がったら自動発進すればいいんじゃないか、
議長が恣意的に、
議長の
判断に委ねるのはいかがかどうかという
議論についてはいかがでしょうか。
◆
五十嵐良一 委員 実際どういうことをやられたかということを知っていただいた中で、どこで
判断するかというのを
皆さんから考えていただきたいということで、ちょっと現状のことを言わさせていただきました。
○
加藤尚登 委員長 藤井委員、いかがですか。
◆
藤井達徳 委員 議長が必要と認める間ということで、
議長の
判断を仰ぐということで今提案があったわけですけど、大
規模災害のときに
議長が被災した場合はどうするんですか。あり得るわけでしょう。1人に
判断を委ねてしまった場合に、どうするのかというところをちょっと確認させていただきたいなと思います。
◆
丸山勝総 委員 分かりやすく
議長と言いましたけれ
ども、
議長というのは
正副議長、それから
事務局も含めての意味合いで
議長という思いで
文言を出させてもらいましたが、
議長が被災したとか、副
議長が被災したとか、そういう細かいことを言ってしまうと何も進まないというか、また一々その
文言を入れていくことが適正なのかどうかという疑問もありますけれ
ども、それはいつ何どきであってもあるかもしれないことで、あえてこの場面だけじゃないです。
議長が病気になったとか、それと同じことなので、それは別に考えるべきだと私は思います。
◆
藤井達徳 委員 私は
議長と言いましたけど、
判断するべき人が
災害に巻き込まれることもあるわけですから、特定のところに
判断を委ねるんじゃなくて、そういうことからすれば
災害対策本部が設置されたところがスタートになるのかなという気がいたします。
視察に行かせていただいた取手
市議会の
災害対応規程を見ますと、ここはまず
議会での
災害対策会議を開くとしているわけですけど、
行政の
災害対策本部が設置されることをまず大前提にしているわけでありますので、
基準としては明確なんです。ですから、いろんなケースが想定される大
規模災害等において、この
行動指針が発令されるその
判断を一部の人に委ねるというのはちょっと危ういような気がいたします。
○
加藤尚登 委員長 ほかにも御
意見をお願いします。
松野委員、いかがですか。
◆
松野憲一郎 委員 私は、
先ほども申したんですけれ
ども、やっぱり
議長がという言葉が非常にいいなと思っていますし、もちろん
議長がとなっていますけれ
ども、
先ほど関充夫
委員もおっしゃいましたが、
議長だけじゃなくて副
議長や
事務局を含めて話し合って決めていると当然思っていますので、私はこの
文言でいいと考えています。
◆関充夫
委員 先ほどからの
議論は、要はじゃあどういうときにこの
行動指針でやっていくんだということで、
議長がという
市民クラブの案に私も賛成しているところですけど、その一方で
災害対策本部ができたときというようにしっかり決めたほうがいいんじゃないかという2つの考え方だと思うんです。
ただ、基本的に
認識というか思いのずれが多少あるというか、1つは制約をかけるためにこの
指針をつくるのか、あるいは円滑に動くためにこの
指針をつくるのかという2つの若干の違いはあるかと思うのですが、何で正副
委員長でこの
行動指針をつくりたかったかというのは、基本的には新しい人も入ってきたりする中で、いろんな意味でひとつこういう
行動を、
ルールというより
指針のほうがいいんですけど、そういう
指針みたいなものがあったほうがいいんじゃないかと。
それは、
先ほど五十嵐委員がおっしゃったように、
災害が起こったときにすぐどうこうというよりは、やはり
議員が34人もいる中でそれぞれが自分は無事だよとか、そういういろんなことを考えたときにその後を踏まえてやっていこうということで、すぐそのときにどうこうというよりは、大
規模災害が起こったそのときに今後じゃあこういう動きをしようじゃないかということで、まずスタートとしてこの3本をつくったらどうかということですので、
災害対策本部ができるということは、もちろんいろんな意味でそういうことを踏まえたら、
議長がいろいろ相談した中でやっぱりこの
指針をやっていこうということになると思うし、いろんなことを考えたときには
災害対策本部ができたからというよりは、その辺も踏まえた中で
議長が
判断していただくというのでいいんじゃないかなと思うんですけど、
藤井委員、いかがでしょうか。
◆
藤井達徳 委員 指名いただきましたのでお答えしますけど、今聞いていますと、まず
安否確認をして、ある程度落ち着いてからの動きだからいいんじゃないかというような発言でありましたけど、間違いないですね。
ただ、その
安否確認を含めてこの
行動指針に規定してあるわけですから、これもまだ
議論は乾いていませんが、
安否確認は
議員が自らするのか、
事務局が
安否確認をするのかというところで新たな提案があったわけですけど、そういう動きの前提として大規模
災害発生時にこれを適用するのかどうかの
判断をここでは
議長に委ねるとする提案があるわけです。だから、そもそもこれを適用するかの
判断を誰がどのタイミングでやるのかという
議論をしっかりしておかないと、あくまで
議長はある程度の合意形成を得ているんだから大丈夫なんだという話もありますけど、いやいや、そうじゃなくて、
災害対策本部が
行政に設置されたと同時にこれは適用されるんだという
意見とで分かれているわけですよね。ですから、
安否確認も含めてこの
行動指針をスタートさせるその前提となる
判断をどのタイミングで誰がするのかというところをしっかりする必要があるなと感じます。
ですから、関充夫副
委員長が言われた
安否確認をやってからやるからいいんじゃないかという話ではなく、
安否確認も含めてこの
行動指針に入っているわけですから、やはりどこのタイミングでやるかということをしっかりと定めておく必要があるのかなという気がいたします。
◆
高野正義 委員 私が個人的にこの案に賛成している部分につきましては、要するに
議員がばらばらで動くというような状況は、やはり
災害が起きたときはよくないだろうと。やっぱり1つの方向を、みんなが同じ形でしっかりと
行動を取るように
災害対応をしていったほうがいいんじゃないかということもあって、そうすると
議員の代表である
議長がこういう
指針に沿ってみんなで同じ形で
対応しましょうよということで考えたときに、
議長ということが出てきていると。ちょっと横道にそれますが、例えば変な話ですけど、
先ほどから大
規模災害と言いますが、そのほかに例えばどこどこの山が崩れて土砂崩れが起きたと。それは、山の中で起きたけれ
ども、あるいはまた民家に多少かかる危ないところも出てくるかも分かりませんが、そういったときに市としては
災害対策本部をつくるかも分からんけれ
ども、でも
議会として、
議員の動きとしては、場合によってはある意味
行動指針にのっとってそこまでやらなくてもいいというような
判断ができるような
災害であれば発令しないとか、その辺を
議長にある程度お任せしてという意味で私はこの形でいいんじゃないかなと思います。
ただ、
先ほど藤井委員が言われたように、いや、本人が
災害に遭ったとか、もちろん
丸山勝総委員が言われるように本人が病気になられたとか、いろいろあったときには副
議長がおられますので、その辺でまた検討して、それを
文言にするということでなくてもいいんじゃないかなと。ちょっと答えになっていないような感じもしますが、私としてはそう思っています。
◆
笠井則雄 委員 長岡市議会災害時の
行動ルールということで正副
委員長から提案があって、それを受けて
市民クラブから
行動指針ということで提案があった前段の論議を重ねているわけで、
市民クラブの
皆さんは論議して提案していただいたわけでありますが、私たちとしては目にするのは今回が初めてだったので、
意見も分かれているところであります。
項番1、2、3も
正副委員長案とは微妙に違うところもありますが、そちらの論議に入っていただいて、決まれば別ですけど、
項番1のところも含めて、
意見が分かれれば次回ということでいいんじゃないでしょうか。
○
加藤尚登 委員長 今、前文の
議論をさせていただいておりますが、前文については特に誰が
判断するのかということと、スタートはどこなのかということについて今
議論が分かれておりますので、この前文については持ち帰っていただいて、次回改めて
協議させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
◆
五十嵐良一 委員 取手市に視察に行ったときに、取手
市議会災害対応規程の第1条の目的の中に、「取手市
災害対策本部(以下「対策
本部」という。)の
災害対策活動を支援し」と書いてあります。つまり、
災害対策本部ができてから支援するということですから、取手
市議会のこの条文を見る限り、市の
災害対策本部が立ち上がった時点で
議会が
対応するというふうに私は解釈しました。
○
加藤尚登 委員長 御指摘ありがとうございました。それも今後の参考にしていただいて、各
会派に持ち帰っていただければと思いますが、
丸山勝総委員、何かありますか。
◆
丸山勝総 委員 補足ですけど、取手
市議会災害対応規程の第2条には、「対策
本部が設置され、かつ、必要があると認めるときは、取手
市議会災害対策会議を設置する」とあります。読んでもらえば分かると思いますが、必要があると認めたときなんです。
◆
五十嵐良一 委員 なぜできるかという、そのところが市の対策
本部というところなんです。対策
本部が設置されたというところが大事なんです。そこが取手
市議会災害対応規程の一番の……
○
加藤尚登 委員長 自動発進だという御
意見ですよね。
◆
五十嵐良一 委員 そうです。
○
加藤尚登 委員長 どんな局地的な
災害でさえも。そういうことですよね。
◆
五十嵐良一 委員 そうですね。市全体に影響がある場合です。
○
加藤尚登 委員長 局地的な
災害でも
災害対策本部ができれば、この
ルールを自動発進したほうがいいよという御
意見ですね。
◆
五十嵐良一 委員 そうです。
○
加藤尚登 委員長 御
意見が分かれているところですので、持ち帰りでよろしいですね。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
加藤尚登 委員長 せっかくですから、次の提案についても順次御
議論いただきたいと思います。
項番1ですけれ
ども、当初の
正副委員長案では「
議員は、
議会事務局に自らの
安否を速やかに報告する」となっておりましたが、
市民クラブ案では「
議会事務局は全
議員に
安否、その他の
情報の提供を求めるものとする」となっています。これについて
皆さんの御
意見を伺いたいと思います。
◆
松野憲一郎 委員 安否確認してくださいよという要請が
議会事務局から来ることになると思いますので、これはこれで非常に分かりやすくていいのかなと思っています。
◆
五十嵐良一 委員 先ほどの
議論にも若干関係するんですけれ
ども、この
指針をいつ発令するかに伴って
安否確認をするんだろうと思います。私の場合は、さっき
災害対策本部ができた時点で
指針を適用するという考え方でいくと、
災害対策本部ができて、
先ほどの話ですとその後にまた
議長がとなった場合になると、対策
本部ができているにもかかわらず、例えば私
どもの
議長が、いや、そんなのしなくてもいいよといった場合は当然この
安否確認はなしになるわけですよね。でも、私はやっぱり
安否確認というのはどこかで
災害が起きている場合、そこにたまたま
議員が行っている可能性もあると思いますので、これも最初の前文にどうしても絡んでしまうんですけれ
ども……
○
加藤尚登 委員長 局地的
災害が起きても、
議員は自ら必ず
議会事務局に
安否確認するほうがいいということですか。
◆
五十嵐良一 委員 それができない場合もあるわけであって、そこが難しいところだと思います。
○
加藤尚登 委員長 だから、当初案は
議員はだったけど、
議会事務局から求めるという
修正なんです。それについてはどうですか。
◆
五十嵐良一 委員 全てそれにしていいかというと、ちょっと疑問を感じます。
○
加藤尚登 委員長 では、それは
議長が
判断するわけですか。でも、そこはまだ決まっていないし、そこと絡んでいますからね。
藤井委員、いかがですか。
◆
藤井達徳 委員 発災を想定したときに、どこで何が起きているかなんていうのは誰も分からないわけですから、そういうことも考慮して、
議会事務局のほうから
安否を確認してもらえるのであれば、それはそれでいいのではないかなと思います。
○
加藤尚登 委員長 笠井委員、いかがですか。
◆
笠井則雄 委員 市民クラブ案のほうがいいと思います。
○
加藤尚登 委員長 項番1については、スタートするタイミングの
議論もありましたけれ
ども、おおむね
議員からというよりも
議会事務局から
安否確認というか、初動をかけるという
市民クラブ案でいいのではないかなという御
意見が大半だったと感じますが、ほかに御
意見はありますか。
◆
丸山勝総 委員 前文の
議論はまだ乾いていないのですが、我々の案では
議長が必要と決めたときに、自動的に
事務局から
議員に決まりましたという確認の連絡をしなくては駄目なんです。それを含んでいるからこそ、
事務局が連絡すると。それは、報告と
安否確認を併せているという意味合いですので、よろしくお願いします。
○
加藤尚登 委員長 追加の御
説明ありがとうございました。
それでは、
委員長においてはここについては大きな異論はないように
判断させていただきたいと思いますが、このように
修正することとしてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
加藤尚登 委員長 御異議なしと認め、
項番1については
修正案を採用させていただきたいと思います。
次に、
項番2についてです。当初の案では、「
議員は、市が
災害対応に専念できるよう、
災害対策本部への要望や提言については、原則として、
議会事務局を通して行うこととする」とありますが、
市民クラブ案では「市が
災害対応に専念できるよう」を削除しました。それから「
議員は
災害対策本部への要望、提言については原則として」、ここに括弧書きで
文言がありますけど、
デジタルを活用するという意味合いだという
説明もありましたが、「(
定型フォーマットにより)
議会事務局を通して行うこととする」となっております。これについて
議論を進めたいと思います。御
意見はいかがでしょうか。
◆
笠井則雄 委員 基本的には1つの
ルールをつくるわけですから、こういうことなのだろうと思いますが、34人の
議員がおりますし、
災害もどういう
災害が起きるか分からない。この前の総務
委員会で論議させていただきましたが、新潟県は
長岡平野西縁断層帯の地震の関係で24年ぶりに1つの
情報提供をしたわけですけど、今後阪神・淡路大震災を超えるような死者が出るというようなことも、私らが言うのではなくて、専門家を交えた中で新潟県が言っているわけですから、何が起きるか分からない時代に入ってきたと思うんです。
そのときに、原則として
議会事務局を通して行うことは1つの流れかもしれませんが、ざっくり言えばそんなことは言っていられないと。生死に関わるから、自分が直接消防署に言うとか、そういう
議員が出てきても全然不思議はないと。ただ、こういうものをつくると
災害が終わった後に、A
議員は抜け駆けしたとか、言わないようだけど、そういうのが結構あるんです。
ですから、あまり原則ということにこだわると緊急時の
対応ができない、あるいはこれが生命に関わる場合もあるわけですから、そういうことのないように、原則という言葉を使ったほうがいいのかどうか私にはよく分かりませんが、そういうところを配慮していただければありがたいなと思います。
◆
五十嵐良一 委員 先ほども
対応するのは現場の職員だと言ったんですけれ
ども、やはり市が
災害対応に専念できるように、これは必要だと私は思っています。
先ほど救急車の件が出ましたけれ
ども、本当に生死が関係していることは人として即連絡するわけであって、生死に関わる場合は
議員だからというものではないと思います。車の中に閉じ込められて流れているとか、動けなくなっているとか、そういったときは当然消防署に連絡すべきことであって、それ以外のものにつきましては、あくまでも命に関わること以外については控えるべきではないかと私は思う。だから、市が
災害対応に専念できるように、市というのは職員でありますので……
○
加藤尚登 委員長 その言葉は削らないほうがいいということですか。
◆
五十嵐良一 委員 削らないほうがいいです。
○
加藤尚登 委員長 藤井委員、いかがですか。
◆
藤井達徳 委員 これを規定する理由は、過去の
災害時の
対応を教訓にして規定しようということでありますので、そういうことからすれば
五十嵐委員が今言われたような主張はうなずけるわけです。一方で、これを書くことによって何か
議会が
行政の動きを妨げているのではないかという印象を与えかねないということから削除したいという提案だと思いますので、両方一理あるなという気がしております。なので、どちらに重きを置くかということなのだろうと思います。
ただ、仮に削除したとしても、この規定を設けることによって
五十嵐委員が懸念されていることは、削除したとしてもそういう目的を果たすための規定ですから、これは削除してもいいのではないかなと私は思います。
○
加藤尚登 委員長 ほかに御
意見はございますか。今の
藤井委員の
意見を受けて、
五十嵐委員から何かありますか。今の
藤井委員の
意見についてどう思われますか。
◆
五十嵐良一 委員 意見というのはそれぞれあると思いまして、私は現場サイドから見たときに、やはりスムーズにいけるような
情報収集をして、そして
行動していただきたいと。それは、
市民の生活を戻す一番早い手段だと思いますので、私
どもはあくまでも後方支援という考え方のほうがよりいいと思います。
◆
豊田朗 委員 やっぱりこの
文言を外すに当たっては、
先ほど藤井委員がおっしゃられたとおり、2通りの考え方があるということなんですけれ
ども、やはり
議員の資質としては当然ながら
災害に限らず、職員が業務に専念していただくということがやはり資質の1つだと思います。当然のことではないかと思います。これを
文言化することによって、やはり違うイメージが湧くようなところもありますし、これをなくすということは性善説に立つことですし、表すということは
議員というのはそういう資質に欠けるおそれもあるということをあえて表すようなこともありますので、ここは性善説に立つべきだと私は思います。
○
加藤尚登 委員長 削ったほうがいい、削らないほうがいいという2つの主張がありますね。ここについても改めて
議論します。削ってもいいんじゃないかという
意見が大勢で、ほとんどの
会派はそれで了解が取れたと私は思います。この点も踏まえて、民成クラブも持ち帰ってまた
議論してきていただければと思います。今日出た
意見を改めて持ち帰って、次回御
説明いただきたいと思います。
もう1点、今
笠井委員が言った命に関わるような緊急時のことについて、この
項番2においてどういう表現を取ったらいいかということについて御懸念あるいは御
意見がありました。一応原則としては、それに該当するのかなと思いますが、その表現についてももう一度
皆さんで持ち帰って御
協議していただければと思います。
次に、
項番3についてお願いいたします。当初案では、「
議会事務局は、
議員が正確な
情報を把握できるよう、
災害対策本部からの資料や
情報を速やかに
議員に提供する」となっております。今の
議論にもありましたが、
市民クラブ案では「
議員が正確な
情報を把握できるよう」の部分を削除し、「
議会事務局は、
災害対策本部からの資料や
情報を速やかに
議員に提供する」とスリムになっております。これについて
皆さんの御
意見を伺いたいと思います。
藤井委員、いかがですか。
◆
藤井達徳 委員 先ほど説明があったと思いますが、「
議員が正確な
情報を把握できるよう」というところを削除するということですから、削除する理由をもう1回
説明していただけますか。
◆
丸山勝総 委員
災害ですので、正確な
情報と決めつけること自体がすごくいろんな問題を抱えるんじゃないかなということが1つありますし、そんな
文言よりもしっかりと
情報を与えると、それだけで簡潔であるので、そういった意味を含めて「正確な
情報を把握できるよう」は削除させてもらいました。